シャリンノシタ

自転車✖️社労士 しゃりんの日々の奮闘を綴ります。

自転車で得た目標達成力と自己肯定感

本日は、以前の記事「ヒルクライムで得られたこと。」でお話した、ヒルクライムで養われる「目標達成力」と「自己肯定感」について、もう少し掘り下げて思うところを書いてみようかと思います。

目標達成する方法としてよく言われるのが、「現在の自分と目標との間の距離を測り、そこにたどり着くだけの梯子をかけ、それを一つ一つ登っていく。そうすればいずれは目標にたどり着く」というものがあります。
梯子(階段とも表現されたりしますが)というのは、大きな目標にたどり着くまでに通過する小さい目標のこと。梯子を上っていくように、一つ一つの目標をクリアしていき、最終的な大きい目標を達成していく。
梯子の間隔が大きくて登り切れそうにないときはその間隔を細分化し、小さいステップで登れるようにしていく。もし期限が決まっているようであれば、梯子の段に期限を設定していく、というものです。

 

具体的にどういうことか、私の社労士受験のことを例にとってお話します。

私はまず「社労士試験に1年で合格する」、と目標を立てました。

(結局2年かかりましたが (´∀`; ) )
その時は合格までのルートが全く見えていなかったので、まず社労士試験合格にどれだけ時間がかかるか調べたところ、約1000~1500時間という事が分りました。
受験を決めてから試験日まで14か月あったので、逆算して月100時間前後、1日3時間~4時間コンスタントに勉強すれば目標達成できることになります。
また受験勉強を進めるうちに、得られる情報も増えていったので、それに合わせて小目標も増やしていきました。例えば「10年分の過去問を10回解けばかなり合格に近づく」と聞いたので、何月までに5回分解こう、そのためには今月過去問をどれだけ解いたらいいか」、など。
この「1日3時間勉強」とか「いつまでに過去問1回解く」といったことが梯子のステップと期限になるわけです。

さあ、これを1段1段登っていけば、目標達成だ~♪ 

って、経験者ならご存じでしょうが、そんな簡単なものでもありませんでした(^_^;)。


その果てしなく続くかと思われるような1段1段を、ただただ登り続けて行くことがしんどい。

暗記量が多い。過去問に慣れていないと、1問解くのにも時間がかかる。時間が足りず、ついつい睡眠を削りがち。そしてストレスがたまったりメンタル不調になる。


「本当にこの梯子はゴールまで続いているのか」、「本当に自分は力がついているのか」、

不安に苛まれることは沢山ありました。

でもそこで、不思議と「あきらめる」という選択肢が浮かぶことはありませんでした。

その理由は、ヒルクライムで培った「目的達成力」だったとおもいます。
「辛い」、「しんどい」、「この坂道どこまで続くの?」
そう思われる山道も、私は登ってきたじゃないか。
勉強だってヒルクライムと同じ。力が足りなければ戦略で補えばいい。力は本試験当日についてさえいればいいんだから。
この山だって、私は登れる。
その気持ちだけで挫折せず、勉強を続けてこられたと思います。

 

冷静な皆さんはもうお気付きでしょうが、ヒルクライムと受験勉強は全く関連性はございません(^_^;)


エベレストを登ったって、勉強の実力がなければ社労士試験は受かりません。


でもそれでいいんです。

目的達成を支える「自己肯定感」。

これは「絶対的に自分は幸せ、全然OK!自分はできる(根拠ないけど)」って思いこめる力ですから。

視点を変えれば

ただの能天気、単純バカ。

それでもいいんです。

自己肯定感の強さって、

「誰がなんて思おうと、自分は幸せ、全然OK!!」って思える力なわけですからw。

 

ちなみに、今回は分かりやすく「ヒルクライム」のみを例にとってお話しましたが、この「目的地にたどり着く力」自体は自転車ライフ全体を通して培ってきた部分も大きいです。まだまだ自転車初心者だったころ、例えば100km先の全く知らない場所で道に迷っても、暗くなっても、寒さや暑さに体が動かなくなっても、車両トラブルになってどうしようもなくなっても、
「家に帰らなければならない」。
この意識で自転車に乗っているうち、「自分の目的地に到着する力」が養われたのではないかと思います。

そして、この目的達成力と自己肯定感は、私の場合自転車によって大きく培われた、というだけで、皆さんに自転車に乗ること、ヒルクライムをすることを強く勧奨するものではありません。
※自転車人口が増えるのは大歓迎ですが( *˙︶˙*)و

 

日常の中に、小さな目標をちりばめていき、それを日々達成していく。

そして達成した自分、えっらーい!!(*b • v •)b 

とほめてあげる。
これだけでも、十分これらの力がつくと思います

(*´꒳`*)。

この記事をご覧いただいている皆様がより自分の生きたい人生を生きられることを、
サイクリストの皆さんがより自分の趣味を自信をもって楽しめることを祈って。