シャリンノシタ

自転車✖️社労士 しゃりんの日々の奮闘を綴ります。

給与計算実務能力検定試験体験記(2級)

この度、給与計算実務能力検定試験(2級)を受けてきました。
受験を検討される方のために、体験記を記します。

まず前提として、私は勤務社労士で、給与計算も実務として行っています。
できるだけ初学者の方にもわかりやすく表現するよう心がけていますが、もしかしたら「イラっと」来る表現があるかもしれません。(・∀・;)
その場合はそっと、このページから退散してください…(>人<;)

 

さて、以前にもお話しましたが、この試験を受けようと思った目的は、
開業して給与計算を請け負っていく上で「実務上の体系的な知識」を身に着けたいと思ったからです。
既存のお客様から勤怠データをいただいて給与計算ソフトに入力して計算することは、まあできる。
でも今後は、新規のお客様の会社の賃金体系や給与計算の実態を見て、そこから給与ソフトのマスタ登録をしていくという、いわば「0から1を作る」仕事をしていかなくちゃいけない。
なので、体系的な実務知識を得たいと思って受験しました。

 

3月は2級のみ、11月は2級と1級の試験があるので、まず3月に2級を取り、11月に1級をとる計画です。

 

【対策講座について】
ちなみにこの試験には主催者である「実務能力開発支援協会」が開催する対策講座があります。
どうもこの講座を受けると合格率が格段に上がるらしですね。

そもそも私は資格取得に「お金はかけても時間はかけたくない派」なので、対策講座の受講も検討しましたが、
2級のカリキュラムを見て、「これなら独学でいけるかな・・・」と思い、受講はしませんでした。

残念ながらこの試験の過去問は一般に流通していないので、テキストを見て「全くわからない」と思うようであれば、対策講座を受講されてもいいかもしれません。

 

【教材と勉強法】
2級の教材は主催者が出すテキスト1冊のみです。このテキストの範囲から出題されるよ、と言い切っているので、その1冊をしっかり学習すればよいかと思われます。
テキストは知識のインプット部分と巻末の練習問題部分で構成されています。私は試験の1か月前からゆるゆるっとテキストを読み始め、インプット部分を3回、練習問題を5~6回程回しました。
1回目は精読しながら弱い部分をマーキング、2回目は弱い部分を読みながら暗記項目をピックアップ、3回目は暗記項目のみ、という形で進めたので、きちんとテキストを読み込んだのは実質1回だけでした。
社労士資格をすでにお持ちの方、チャレンジ中の方にとっては基本的な内容になるので、1回さらっと読むだけで十分かもしれません。
巻末の練習問題は実際に試験に出題されるような計算問題ですが、計算問題は配点が高いので、ミスなく解けるようになるまで練習しておきたいところ。
実際の試験問題は、巻末の練習問題の中でも1番難しいレベルのものより簡単でした

(o´・ω-)b
なのでこの練習問題をミスなく解けるようにしておけばバッチリです( •̀∀•́ )b

 

【社労士あるある・・・?】
おそらくこの資格を受験される社労士有資格者の方は、私のように社労士試験からあまり時間が経っていない方が多数派ではないでしょうか。
あのきっつい試験を乗り越えていくと、どうしても、「ここ重要だな」というポイントがマニアックな視点になりがちです(^_^;)
細かい数字も忘れていたら覚えなおそうとします。

が、そこまでの知識は問われませんでした( ˘ω˘ ; )

基本的な数字(36協定の制限時間とか、そのレベル)は抜けがあったら覚えなおした方がいいですが、雇用保険の特定受給資格者の所定給付日数だとか、給付の種類とか、労災保険の給付の種類と日数だとか、そんなことまでは覚えないでいいです(´∀`; )

あと、端数処理の方法も問題の表紙に書いてあったので、端数処理も覚えないでよかったです(^_^;)

 

きちんとテキストを理解して、巻末の練習問題やテキスト内の問題が解ければ合格はかなり近い試験だと思います。

 

ご参考になれば幸いです( *´ω`* )