シャリンノシタ

自転車✖️社労士 しゃりんの日々の奮闘を綴ります。

紛争解決手続代理業務試験に纏わるウワサ~過去問対策本はやらない方がいい!?~

この度第18回紛争解決手続代理業務試験に合格いたしましたので、ここで報告させていただきます☆
いや~、これまでこのブログで偉そうに語っていたことが「合格体験記」として少し真実味を帯びさせることができて(!?)
胸をなでおろしているところです。(¯∇¯٥)

さて、主題で述べたことですが、結論から申しますと、私は対策本肯定派です。
ここでいう「対策本」というのは、この試験の過去問と解答例や解説をまとめた本の事です。
ネットで検索すると2~3方、有名な方々が出てきます。
私はメインを「おきらく社労士」で勉強し、この対策本でカバーしきれていない古い過去問はもう一方の、有名先生の対策本を用いて勉強しました。

なぜ主題のような「対策本はやらない方がいいか」という噂が出るかというと、研修会場で「対策本は使用するな」というアナウンスがや~んわりとされるからです( ˘ω˘ ; )
どうも、受験生の解答が似通っちゃうかららしいですね( ˘ω˘ ; )

更に「おきらく社労士」のテキストは、グループ研修時の会場持ち込みも禁止されています。
(※グループ研修時の資料や参考書の持ち込みは自由)
これは「テキストをカンペ替わりに使うことで受験生が考えなくなるから」という理由らしいです。

確かに、主催者の言わんとしていることもわかります。
主催者が「禁止」していることを強引に断行することを私は是とはしません。なので会場に持ち込むことは推奨しませんが、それ以外で試験対策として使用されるのはアリだとおもいます。

私が思うに、これらの本は「赤ちゃんの歩行器」であって、実際に足を使って歩く練習をしているのは受験生だと思うのですよ
その歩行器を使って練習して、歩行器無しでも歩けるようになった人たちが合格する。確かに対策本を使うのと使わないので練習効率は変わるかもしれませんが、決して一足飛びで一人歩きできる実力が手に入る様な魔法のアイテムではありませんし、近道や裏ワザを教える様なものではありません。

法学部出身等であっせん申請書や調停申立書の起案の練習をこれまで積んできた方々はこんな歩行器は必要ないと思います。
また、労働問題に詳しい弁護士さんが周りにいて、自分の作った過去問の解答を添削してくれる環境にある、という方もやはり必要ないかと思います。
その環境やバックボーンを使って独自で思考を重ね、練習を繰り返す方が有意義だと思います。


しかし、私が研修会場で顔を合わせた多くの受験生の方々の多くは、そんな環境にいる方ではありませんでした。


つまり「あっせん申請書の起案」という事に全く慣れていない。そんな中でいきなり申請書を起案する様な試験問題を出されても「どうやって歩いていったらいいかわからない」。

過去問を解いたって、完全記述式のテストの自分の解答があっているかもわからない(^^;)

そこを助けてくれるのが歩行器たる対策本だと思っています。

さきにのべたように、対策本は試験勉強の効率化にはなっても、それさえやっておけば簡単に合格できるような代物ではありません。

特定試験は2か月半ほどの非常に限られた時間内で行われます。グループ研修が始まってから過去問やったらいいか、とおおらかにかまえ、歩行器を使わないまま独自の練習を続けていると、あっという間に試験終了になってもおかしくありません。それで試験ができれば問題ありませんが、そうでは無い場合、1年に1度しかない試験なので、非常にもったいないことだと思います。

 

もちろん、考え方は人それぞれ。

対策本なしに、事前のweb講義と、グループ研修の内容を元に独力で過去問に取り組むことも可能でしょう。

 

少なくとも、対策本ガッツリ使った私が合格しているので、対策本の使用を匂わせるような解答をした受験生が落とされる、ということはないと思います(^_^;)

 

受験対策の参考になれば幸いです(*^ω^*)